消防水利



    消防水利の種類は、消火栓、防火水槽、プールなど人工のものと、河川、溜池、井戸等の自然水利とがあります。

    消防法の規程では、

      常時貯水量が40m3以上又は取水可能水量が毎分1m3以上で、

      かつ、連続40分以上の給水能力を有するものでなければならない

    と定められています。


    消火栓ですが、常に水圧がかかっているためホースを繋ぐだけで水が出ます。また、消火栓のある地域と全くない地域が

    ありますがこの違いは上水道と関係があります。消火栓は上水道の管を利用しているため、上水道の施設のない地域では

    設置できません。郊外に行くと消火栓の無い地域はかなりあります。



    防火水槽ですが、最近では水量40?の二次製品が主流のようです。以前は現場でコンクリートを流し込んでつくっていましたが、

    最近では4,5個に分けてあるパーツを持ってきて、その場で組み立てています。

    防火水槽は使用した後、水を補充しなければならないので、近くに自然水利がない場合は結構大変です。



    河川、溜池等の自然水利は水が涸れることがないため、火災現場の近くにあればまず、使用するべき水利です。

    火災の場合には河川の水門を開いたり、溜池の栓を抜いて下流に水を送ったりと地元の消防団員にしか分からない

    事由があります。さらに井戸は季節によって水位や涸れる速度が違うこともありますので、日頃よりチェックが必要です。



    黄色いペンキで、水利の場所を表す標記を路面上に記するところも、少なからずあるかと思いますが(「消」や「→」など)、

    道路交通法では路面に表記できる文字や表示が限られています。所管は警察になると思いますが、申請しても許可は下りないと

    思いますので注意が必要です。



    








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